Kyoukasyo Mondai [sokuhou3]

社団法人日本てんかん協会機関誌「波」第17巻10号 1993年10月

【緊急速報第3報】

角川書店の回答書・筒井康隆氏の覚書へ全面反論する。

 「てんかんへの偏見を助長する」として、協会が問題小説の削除、差し替えを求めている角川吉店発行の高校教科書「国語I」について、角川吉店が全面拒否の(回答書)を、作者の筒井康隆氏の(回答書)を添付して送ってきたことは、前月号の機関誌「波」にその全文を紹介したとおりです。

 その後、協会は多様な対応を進めてきました。まず、この間の一連の文書類を集めて「(角川・教科書問題)資料集−1」を作成しました。そして、日本てんかん学会の会員の先生に送付し、協会の対応についてのご意見を求めました。また、同時に、学会としてのご支援の動きをお願いしました。さらに、各都道府県の教育長へ、この本の使用予定の高校をご教示いただきたく依頼状を送付しました。

 編集責任者へも、質問状を出させていただきました。それに対し、大野晋先生から、きわめてご誠実なご返事をいただきました。御札申し上げます。

 さて、角川書店に関してはご存じのとおり、予想外の事態になりました。協会は、この騒ぎとは一線を画しながら、第85回理事会(8月29日)において、(回答書)と(回答書)への対応を協議し、前者に対しては組織として厳しく対応する。後者については、氏が雑誌「噂の真相」8月号に全文を掲載され読者に誤解を与えているため、雑誌へ反論を掲載する必要があり、会長が個人名にて対応する、ということ が決定しました。ところが、両方の文(今回、掲載)がまとめられ、公表さ れた日(9月7日)、筒井氏の「断筆宣言」の記事がでたのです。それは、10日発売の「噂の真相」10月号にて、協会の行動への反撃としてなされる、と宣言されているとのこと。またもや意外な展開です。(文責/松友)


Last Updated Sep.24.97
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