てんかん関連書籍 その他


Last Updated Mar.19.2001 [前のページへ] [JEPNETのホームページへ]

モンタナ神経科クリニック物語



長谷川寿紀著、教育出版 p.239 2000年 1,800円

著者の自薦のメールから
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拝啓

昨年の10月に私は「モンタナ神経科クリニック物語」と題する出版を日本国内で 行いました。これは我々が合衆国の秘境といわれるモンタナ州でてんかんセンタ ーを運営していた時に、患者や病院の出来事を通して描いたアメリカ地方文化エ ッセイです。日本にいたのではよくわからないアメリカの医療行政、僻地医療の 実態とともに、難病とよばれる神経科疾患と闘うひたむきな患者たちを描いてい ます。日本ではともするとアメリカの医療システムを一方的に礼賛する傾向があ りますが、実態は必ずしもそうではない、こうしてアメリカの朝令暮改のリベラ ルな医療行政に翻弄されながらも、難病を前に葛藤する患者や医師たちがいるこ とを描きました。これは教育出版株式会社からの出版であり、いわゆる自費出版 ではありません。すでに首都圏を中心に発売が始まり、一部の同業の医療関係者 より好評を博して話題が広がりつつありますが、まだそれほどでもありません。 一般の読者からも、難しい筈の事も誰にでも理解出来てわかりやすく面白いとい う評価を得ました。願わくは、お読み下さいまして、本格的な批評を下さると幸 甚でありますが、もしくは、この内容が日本で同じような問題で悩み葛藤してい る人々を励ますのにふさわしいと思われる所にご紹介いただけますと幸いです。 著者である私はアメリカにおいててんかんの専門医をしています。てんかんには まだまだ治療のオプションがある事を強調し、患者教育や社会指導を行っています。 この本は、書店で注文も取れますが、アマゾンなどの通販サービスを使うと簡単 に取り寄せることができます。
敬具


何だかおかしい筒井康隆「無人警察」角川教科書てんかん差別問題



佐藤めいこ著、近代文芸社 p.202 1995年 1,500円

筒井康隆の小説「無人警察」の教科書掲載をめぐる日本てんかん協会 の抗議は、1年余を経た94年の秋、教科書からの削除という形で決着 がついたとされる。本書は、この決着を妥当な判断とは認めず、問題 が解決したとは思わない見地から、何が問われ、何が原因で起こった 出来事なのかということを新にほりおこして、私達が真に取り上げ、 語り、解決しなければならないことは何だったのかを問い直す。 (はじめに から)

著者のご好意により、全文をホームページ版として掲載します。 ここをクリックしてください。


アジアの障害者



中西由起子著
現代書館 pp.247 1996年 \2,300

タイトルのように、アジアの20か国の国別の障害者の現状をまとめたもの。 てんかん患者についての情報は得られない。緒言全文を掲載する。

「はじめに」全文

 1993〜2002年の「アジア太平洋障害者の十年」をむかえて、国内でも「十 年」ヘの関心が高まってきた。しかし、アジアの障害者に関する情報はいま だ乏しく、「十年」に関する種々の会議や行事、交流・援助プロジェクトも 手探りの状態で進めなければならないことも多い。

 DPI(障害者インターナショナル)アジア太平洋事務所やESCAP (国連アジア太平洋経済社会委員会)の仕事を通して、また現在のアジア・ディ スアビリティ・インスティテート(ADI)の活動やアジア障害者問題研究 会での研究活動によって、手元に集まった資料も膨大になった。国連のスタッ フもしくは先進国の日本人であるということで、アジアで研究するとき私に は有利な環境が生まれたことは否定できないが、他方一面しか見られなかっ たと言えるかもしれない。これらが少しでも今後の障害間題の分野で働く人 たちに利するようにまとめてみたのが、本書である。

 種々の資料を検討してみると、たとえ政府代表の発言であろうとも人や場 所が異なれば、障害者人口一つを取ってみても大幅に異なることもあった。 その際には、過去の資料との検討や現地の人たちの話、そして私自身の現地 での研修の経験から判断して、一番信頼できる情報に絞った。

 本書を利用してくださった方の中で、さらに最新の資料やここに網羅でき なかった事項をご存じの方があれば、お教えいただければさいわいである。

アジア・ディスアビリティ・インスティテート(ADI)中西由起子


ナチスドイツと障害者「安楽死」計画



ヒュー G.ギャラファー 著 長瀬 修 訳
現代書館 pp.422 1996年 \3,500

本書は、現代史を含めた障害者史そして人類史にとって重要な意義を持つ、ナチスドイツの 障害者「安楽死」計画に関する、障害者自身による研究書の訳出である。T4計画と呼ばれた 障害者「安楽死」計画で、総計20万以上の障害者が抹殺された。優生思想の負の頂点 ともいうべき歴史的事件である。(訳者あとがき より)


作家と差別語」-表現の自由と用語規制のジレンマ-



塩見鮮一 著
明石書店、1993年、1,300円


害者と差別表現



生瀬 克己 著
明石書店、1994年、2,350円



断筆宣言への軌跡



筒井康隆 著
光文社、93.10 初版 93.11 4刷 pp.185 \930

「日本てんかん協会に関する覚書」に続く「あたしゃ、きれました。プッツンします」 で始まる「断筆宣言」の章を最後に収録。


断筆解禁宣言



筒井康隆(1996年12月16日インタビュー記事)
文芸春秋、文芸春秋社 97.2 pp.94-186 \690

断筆宣言からの三年間を語る。


保健室の子どもたち」-父母・教師へのメッセージ-


てんかん協会長野支部前事務局長 永井瑞恵 著
慶応通信、1988年、1,400円

長野県上田市塩田小学校養護教諭としての31年間の記録
「何ごとにもほどほどにしておくことのできない私には加減が難しく、こっけいなことに私はどしゃぶりの日にも如露をさげて子どもたちの間を歩き廻っていたようです。子どもたちはどんどん育ち、大きくなって私の前を去って行きました。」


言葉狩り」と差別



週刊文春編
文芸春秋、1997年、1,400円

「言葉狩り」とは何か?そして、差別問題を糊塗してきたものは何か?

「断筆宣言」の衝撃
「白雪姫」は差別童話か
大新聞「言い換えリスト」をスッパ抜く
編集現場での「わが言葉狩り」
誌上対決・部落解放同盟 小林健治
言葉狩りの「主犯」は誰だ 筒井康隆
「差別」から目をそむければ文学は死ぬ 安岡章太郎
差別語のための私家版憲法十一条 井上ひさし



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